今年の試験を受けなかったあなたへ:登録販売者資格の再考とキャリア展望

出願が続々と始まっていますね、県によってはもう終わってしまったところもありますが、8月以降始まる試験に向けてラストスパートがかかっています。
私のように誰が受験希望者か把握している超気配り上手は、毎年「願書出した?」と聞いて回っています。

手品店長

願書出した?

来年受けます…

目次

「来年受けます」の意味

皆さん本当に様々な言い訳を用意してくれています。

  • 仕事が忙しいから
  • 体調が良くないから
  • 引っ越しをするから
  • 子供が小学校に入ったから
  • 親戚が亡くなったから
  • 人がいなくて休みが取れないから
  • 勉強できてないから

そのどれもが真実であり、本人の中では「これこれこういう事情で今年は試験を受けられましぇん!!」ということなのだと思います。しかしその意味するところは一つです。

そしてその来年はおそらくやってきません。来年になっても「来年受けます」と言っていることでしょう。

「来年受けます」と言いがちな人の特徴

こういうわけのわからない挫折をする人には傾向があります。

①人の言うことを聞かない

私は言いました。こういうやり方で勉強しなさい。基本が固まるまではそれを忠実に守って、他のテキストやメソッドに手を出すのはやめなさい。YouTubeで勉強なんてもってのほかです。
必要なものは手引きと過去問だけ。それ以外は不要です。

…にもかかわらず、やたら分厚いテキストを何冊も買ってきたり、何の参考にもならないYouTube動画で勉強しようとします。

私が教える方法は地味ですし、何より苦痛です。終わりの見えない賽の河原的な辛さがあります。
しかし効果は保証します。合格後も自由にアウトプットできる知識が得られます。

なぜオリジナリティを出してくるのか?楽をしたいからです。

店長のいう方法は地味で苦痛だけど、もっと楽して合格する方法があるはず。

そういった甘えがあると、いざ出願という段階になって挫折します。急がば回れです。

②わざと忙しくしている

このブログが対象にしている主婦・母・人妻の皆さんはとにかく忙しい。そんなことは私もわかっています。家族が起きる前や寝た後でないと自分の時間が無いでしょう。
無給の家事労働。「私は家政婦…?」と自尊心が揺らぐこともあるでしょう。わかりますよ。本当に立派だと思います。

が、それとこれは別です。

こういう方は勉強から逃げるために家事や仕事を増やします。普段ならやらないところの掃除を始めたり、5分10分の残業やヘルプでの出勤をし始めます。

子供が生まれると夫の残業や趣味は増えるのだそうです。イクメンなんてここ10年15年くらいで生まれた言葉です。
外で過ごす時間を増やすことで育児から逃げるのが父親ですが、これと同じことをあなたはやっています。

家事を増やすことで勉強から逃げているのです。だって辛いから。わからないし、疲れているし、たまにはゆっくりお風呂にも浸かりたいし観たいドラマもある。そんなことを続けていたらあっという間に出願期間です。

③勉強時間を作らない

スマホに始まり点けっぱなしのテレビ、ネットフリックスなどのサブスクサービス、ランチや買い物、美容院だって行きたいしたまにはカフェも行きたい。そして何より、寝ていたい。

私は言いました。早く始めれば始めるほど1日当たりの勉強時間は短くて済みます。ホームレスも総理大臣も1日は24時間です。スマホを遠ざけなさい。

勉強時間を作るというのは、換言すれば「勉強していない時間を減らす」ということです。それ以外に勉強時間を作る方法はありません。その気にならないということは、勉強したくないのです。

なぜ挫折するのか

急にリアリティが出てくるからです。

出願までは、自分が受けるものだと思っていません。どこか遠い場所の自分とは違うホモサピエンスが受けるもので、自分には関係ない。

そういう思考で試験を捉えているから勉強もしないし、いざ出願という段階になって急に不安になるのです。周囲には受けると言ってしまっているけど、何もしていない。何も覚えていない。

頭は高速回転して受けない理由を探し始めます。何とかして自分を正当化しないと罪悪感に耐えられません。勉強していない、できていないのは、誰でもない自分の責任だからです。

お子さんが習い事や部活に行くのを渋ったとき、言ったことはありませんか。

自分がやりたいって言ったんでしょう

同じことですよ。

今年出願しなかった方へ

あなたには3つの道があります。

●まだ出願できる他県で受ける
●来年は必ず受ける
●登録販売者を諦める

少しで良いので胸に手を当てて考えてみましょう。本当に資格が必要ですか。確かにこのブログは主婦・母・人妻の皆さんに資格取得を勧めています。
でもその気になれないなら、無理して取ることはありません。ほかの手段で自尊心を取り戻せば良いのです。

1.を選んだ方。がんばってください。一番早い関西圏ですら試験は8月末です。まだ7月と8月が丸っと使えます。

2.を選んだ方。楽をしようとしないこと。勉強は量と積み重ねです。1年間モチベーションを保つのは大変ですが、1日1日を大切にしましょう。

3.を選んだ方。お疲れさまでした。きっとあなたの道はこれじゃないのだと思います。一緒に探していきましょう。

今年不合格だった方へ

覚えておいてほしいこと

私は潰れる店を看取ったことがあります。そのお店の最後の店長になったということです。

その年受けなかった、不合格だったスタッフは「来年受ければ良いやあはははは」と思っていましたが、来年はありません。お店がなくなってしまいましたから。

当然スタッフは職を失います。一方で、資格のあるスタッフは希望すれば他店に異動することができました。無資格者は掃いて捨てるほどいますが、資格者は貴重だからです。

なぜ資格者は給料が(ちょっと)高いのか。資格を持っている人が圧倒的に少ないからです。
取ろうとする人も、実際に取る人も、取った上で働く人も思ったより少ない。だからお金を払ってでも来てもらいます。

来年お店が存在する保証はありません。
来年登録販売者制度がある保証はありません。
来年自分が生きている保証もないのです。

今日できないならきっと明日もできません。今年できないなら来年もできないでしょう。
新年の誓いのほとんどがムダに終わります。人の決意は脆く儚いうえ、全く信用できません。
他に楽しいことや面白いことがたくさんあります。わざわざ辛い勉強なんてしなくても生きていけますよね。

それでも重い腰を上げて机に向かう。それができる人は、いざというときに別の道が開かれるということは覚えておいてほしいと思います。他店であれ、他社であれ、必要とされるということです。

勘違いしないでほしいですが、無資格者が無価値だと言っているわけではないですよ。ことドラッグストアで働くことにおいて、登録販売者の資格は圧倒的に強いと言いたいだけです。

何にせよ、決めるのはあなたです。あなたが自由に決めて良い。なんでも好きなことができます。やりたいことができます。自分ができないと思い込んでいるだけで、そういう選択肢は常に存在することを知っておいてほしいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

貧困家庭で生まれ育ち無事メンヘラ化。自傷行為と自殺未遂を繰り返した結果生き残り、

「一度死んだのだからあとは好きに生きよう」

と決意。
現在は悩み相談アプリで皆の悩みを聞きながら、心が軽くなるための話をしています。

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