完璧主義から解放される方法と母親の役割について

こんにちは、手品店長です。

子育てと仕事を両立しているパートさんの相手ばかりしていると、母親というのは本当に超人だと思わされます。実母と絶縁した私ですらそう思うのです。

その一方で、主婦・母・妻・従業員という社会的な役割を多く抱えた彼女たちが、「完璧主義」に囚われ、心や体を疲弊させていく姿も数多く見てきました。

みんなやってるから、それが当たり前だから、母親だから…

彼女たちの周りには「親」しか存在しません。夫も親で、自分の両親も親です。友人にも親になった人がいるでしょうし、子供のお友達の親、ご近所のママ友、パート先にだって子供を持つ同僚がいるはずです。

  • あの人はできているのに、私はできてない
  • 私の母はもっと完璧だった
  • 毎日家事を完璧にこなさなければ母親ではない

すぐに脱却することは難しいかもしれませんが、完璧主義が引き起こす弊害について少し見ていきましょう。皆さんの心から重石が取り除かれることを願って。

目次

完璧主義の定義と特徴

物事に不十分な部分があることを許さず、不足や欠乏のない状態であることを求める考え方や性格などを指す表現。妥協を許さないさま、ほどほどの加減を知らないさま。

weblio-完璧主義

「家事も仕事もカンペキでなければ、私には価値がない」

彼女たちの心はこうです。だって周囲が求めている役割はそうだから。あの人はできているから。私の親はできているから。

彼女たちは決定的に自分を甘やかすのが下手で、弱音を吐きません。


仕事にも手を抜かず、優れた結果を残します。周囲にも頼られますし、本人もそれを自覚しています。私がいなければ誰もやらない、私が休んだら店が回らないなど。

完璧主義が引き起こす心のトラブル

いくつか考えられます。一つずつ見ていきましょう。

自信や自己肯定感、自尊心の喪失

完璧主義者は常に理想的な状態を求めるため、達成できない目標に対して自己評価が低下するリスクが高まります。

自分の中の理想と現実の乖離を見て心をかき乱されます。どうしてできないんだろう、私はダメなやつだ、私にできることは何もない。そんなことはないはずですが、一時の感情で心が揺れやすく自信を失います。

失敗や不完全さを受け入れることが難しく、自分を否定する感情が育まれます。これにより、自己肯定感が喪失し、うつ病や不安障害などの心理的な問題が発生する可能性が増大します。

ストレスとパフォーマンスの関係

自分の基準から外れることに対して過剰にストレスを抱えます。
ペースを乱されること、作業の中断や停止、不意の電話や他者に手伝ってもらうことが苦手で、ストレスを抱えたまま一人で仕事を抱え込む傾向にあります。

また、ルーチンワークを重視します。毎日同じように、同じ手順で、同じ時間に物事が進まないとイライラします。自分の中で決まった手順は厳格に守り、他者にもそれを要求します。

ストレスを溜めると頭が回らなくなりますし、疲れやすく体も固くなります。
文字通り柔軟に考えたり、動くことができないので余計に”いつも通り”に固執して悪化させます

対人関係の影響

自分自身ができないこともそうですが、他者のやらないことにも過敏です。「どうしてこんなこともできないの?」のように。

「自分のように能力の低い人間にでも出来ることが、どうしてできないのだろう?」

一見謙遜しているように見えて、その実態は怒りです。他人が期待に応えられないと怒りやストレスを感じます。これが人間関係の崩壊を招く可能性があります。

完璧主義からの脱却

完璧主義から脱却し、心の健康を保つためにはいくつかの方法があります。
今日明日中に…とはいきませんが、練習を重ねることで少しずつできるようになっていきます。

自分を許すことの実践

完璧主義者は自分に対して過度の要求をかけることが多いです。まずは自分を許すことから始めましょう。自分を完璧でない存在として受け入れ、自分自身に優しく接することが大切です。

完璧な人間は存在しません。詩にもあるように、みんな違ってみんな良いのです。
時にはわがままを言っても良いし、好き嫌いをしても良い。そういう優しさを自分にも向けてあげてください。

現実的な目標設定

達成可能な目標を設定することで、自分に対する過度のプレッシャーを軽減できます。目標が過去の経験や現在の状況に合ったものであるかを考えながら設定しましょう。

忘れないでほしいのは、「何事も一人でやる必要はない」ということです。時には家族や友人の手も借りながら、少しずつ進めていきましょう。それくらいの余裕はあって良いはずです。

完璧である必要は無いし、完璧な母もいない

当たり前のことですが、完璧な人間は存在しません。

わたしの母は完璧だった

これはタチの悪い思い込みです。

自分に何が足りないかを考えるのではなく、自分は何ができているかを考えるようにしましょう。
足りないところを見て嘆くのはやめましょう。他にもっと良い部分があります。そこを伸ばしましょう。

自分の価値観で判断する

他人から見て良く見える母親が良い母親とは限りません。私の母親は「上手に子育てしたね~」と言われていましたが、私から絶縁されました。

良い母親かどうかよりも、良い人間であることのほうが重要です。母親という役割は後からついてきたものですから、本来の自分の姿とは違うことを思い出しましょう。母親は役割に過ぎません。

自分にとって良い人間であれば、それはそのまま良い母親になります。そういう判断基準を自分の中に持ってください。夕飯が手抜きでも作るだけ偉い。そういう判断をしてほしいと思います。


まとめ

皆さんに特にやってほしいのが、「人に助けを求める」ということです。
苦手でしょう。今まで自分一人でやってきたから、今更そんなことなんて…と思うかもしれません。

しかしこれは絶対に必要なスキルです。

あなたの足らないところは誰かが埋めてくれます。誰かの足らないところをあなたが埋めます。
フィットする人間関係は必ず存在します。そのためにも勇気を出して、人に頼ることを実践しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

貧困家庭で生まれ育ち無事メンヘラ化。自傷行為と自殺未遂を繰り返した結果生き残り、

「一度死んだのだからあとは好きに生きよう」

と決意。
現在は悩み相談アプリで皆の悩みを聞きながら、心が軽くなるための話をしています。

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