こんにちは、手品店長です。
やりたいことはあるのに始められない、始めても続かない。人類不変の悩みと言って良いでしょう。
例えば習い事。
HowToのほとんどはYoutubeで観られるのですから、大体のことは独学でもなんとかなります。でも、やっぱり人に直接教わったほうが覚えるのは早いですよね。
とすると通ったほうが良いわけですが、なかなか通えない。月謝も気になるし、時間が合うか?仕事終わりにも行けるか?頭の中は通わない理由探しでいっぱいです。
今日はそんなお話です。
リスクを取れるホモサピエンスが生き延びてきた
皆さんはホモサピエンスです。(私は違います)
およそ30万年前にアフリカで誕生したホモサピエンスが絶滅することなく、長い時間をかけて世代を紡いでくれたおかげで、皆さんはこれを読んでいます。
人類はその歴史のほとんどを狩猟採集民として過ごしてきました。農耕が始まったのはせいぜい1万年くらい前で、現代のように24時間食べ放題になったのはここ数十年の話です。
つまり、食料の供給が不安定で、明日の食事にも事欠いていた時間が圧倒的に長いのです。
ここに二人のホモサピエンスがいます。
- A.1本の木を見て果物がなければ諦めるたかし君
- B.果物が見つかるまで探し続けるさとる君
どちらが生き残ると思いますか?
さとる君ですよね。
果物を探し回れば、猛獣に襲われるかもしれません。崖から落ちるかもしれないし、迷ってお家(洞窟)に帰れないかもしれません。
でも、そんなリスクを負ってでも果物を探し続けたさとる君が生き残ります。たかし君は死にました。
さとる君が払った犠牲
さて、果物を探すさとる君の行動には、払うべき犠牲があります。
●時間
果物を探し回る時間は他のことをすることができません。
寝ることもできないし、女の子の水浴びを覗くこともできません。果物を得る代償に、他の事をする時間を失っています。これが時間の犠牲です。
●体力
歩き回れば疲れます。木登りだって重労働です。大変ですが、果物にはそうまでして得るだけの価値があります。
●価値
探し回って見つかれば良いですが、何も見つからず徒労に終わる可能性だってあります。
現代の価値観で言えば「お金」に当たります。金払って損した!という経験、あるでしょう?
リスクを負って犠牲を払う価値はあるか?
なぜ長々とこんな話をしたかと言うと、あなたのやりたいことにリスクを負って犠牲を払う価値があるか考えてほしいからです。
冒頭で習い事の話をしましたが、習い事を始めるにはどんなリスクと犠牲があるでしょうか。
身にならないかもしれないリスクがあります。結局ムダになってしまたったグッズや教材、身に覚えがありませんか?
払うべき犠牲は時間とお金と体力です。このうちお金と体力は取り返しがつきますから、さして問題にはなりません。
取り返しがつかないのは時間です。
習い事に行くなら、今まで観ていたドラマは観られなくなるでしょう。SNSを巡回する時間も減るでしょうし、ゆっくりお風呂に入る時間も減るかもしれません。時には寝る時間も遅くなるでしょう。
今までやっていた事を払いのけて、やりたい事に時間を費やす価値があるか?考えてほしいのです。
ここで狩猟採集民の例に戻ります。
リスクを負って犠牲を払ったさとる君が生き残り、皆さんはさとる君の子孫です。たかし君は死にました。
行動の結果は誰にもわからない
さとる君が果物を見つけられるかどうかは誰にもわかりません。どんなことも結果は予測できません。私は絶対OKしてもらえると思った告白でフラれたことが何度もあります。
告白には勇気が必要です。フラれるかもしれない…という恐怖に打ち勝ち、リスクを取れる者にだけ告白という権利が与えられます。
うまく行くかどうか、そんなことはやってみるまでわかりません。
しかし始めないことには絶対にうまくいくことはないのです。告白してフラれたとしても、告白しない者に結果は得られません。
やりたいと思った時が始め時
90歳のおばあちゃんが、60歳の頃にバイオリンを習おうと思ったけど「今さら新しいことに挑戦するのって…」と諦めてしまい「でもあの時始めていれば30年もできた」と後悔した話を聞いたことがある。どんな事でも遅いことはなく「やりたい!」と思った「今」が自分にとって一番若い瞬間なんだなぁと😌
— マノマノ🌾 (@manomano_farm) January 8, 2021
この話の真偽はわかりませんが、きっとどこにでもある話だと思います。このポストからは得るものがたくさんあります。
お疲れ様でした。なるべくわかりやすく書いたつもりですが、イメージは湧いたでしょうか。
やりたいことがあるのに踏ん切りがつかない方、あと少しだけ勇気を出して始めてみましょう。
物事を始めるのに一番良いタイミングは今です。
30歳を過ぎた今、10年で良いから戻りたいと思うことがあるでしょう。10年後にも同じことを思っています。
時間は戻ってきませんが、これからの過ごし方は自分で決められます。いつだって今が一番若い、これだけは主婦・母・人妻の皆さんに特にお伝えしていきたいところです。今が一番素敵ですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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