スマートフォン依存からの脱却: 幸福感を取り戻すための方法

私はスマホが嫌いである。とてもとても嫌いである。

時間、お金、体力、知能…全てがスマホに吸い取られて、やりたいことよりもスマホを優先してしまう。もはや私の主人はスマホ。私はスマホに操られて、スマホの奴隷になっている。

そんなお話です。

現代社会において、スマホは私たちの生活に革命をもたらしました。

情報の迅速な入手、遠隔コミュニケーション、エンターテイメントの提供など、その利便性は驚異的です。ここ10年程度で、これほど急速に普及し、ライフスタイルを変えたものはスマホしかありません。

しかし、近年の研究によって、スマホの使用が幸福感に与える影響が複雑なものであることが浮かび上がってきました。つまり、スマホを使いすぎると生活の幸福感が下がります。

目次

スマホと幸福感の関係

スマホの普及に伴い、幸福感への影響が注目されるようになりました。以下にその影響を詳しく見てみましょう。

1. ソーシャルメディアの影響

ソーシャルメディア(SNS)は、友人や知人とのつながりを保ち新たな人々との交流を可能にする一方で、SNS疲れという言葉も生まれました。SNSに翻弄されて楽しくなくなってくるんですね。

例えば「いいね!」は返さないといけない。友達の写真にはハートマークをつけないといけないなどのように。余談ですが、この世で一番SNSに時間を使っているのは10代の女性です。

社会的比較が幸福感を下げる

ソーシャルメディア上では他人の成功や幸福が目に付きやすく、自身と比較して幸福感を減少させる要因となります。キラキラした人と自分を見比べて、自分がとても無価値な存在に思えてくるのです。

昔は存在すらも垣間見れなかったものが指先一つで見られるのですから、いくらでも自分の劣等感を刺激することができます。
お金持ち、芸能人、スポーツ選手、Youtuber…とてつもない成功者をいくらでも目の当たりにすることができます。

自分の部屋とインフルエンサーの部屋を見比べてため息をつきます。同い年なのにどうしてこうも違うの?といったように、自分の価値を低く見るようになります。

承認欲求が幸福感を下げる

「いいね!」やコメントがソーシャルメディア上での承認欲求を満たすことがありますが、これが必要不可欠なものとなると、現実世界での幸福感を低下させる可能性があります。

友達が旅行に行きました。どれほどラグジュアリーなホテルで朝食を食べたか?
ママ友のランチ会。どれほど高価なランチを食べたか?使っている化粧品は?
自撮りをアップします。どれほど肌が綺麗か?髪型が決まっているか?服はブランドか?

人は自分の話をしたがります。他人に自分を見てほしいと思うし、認めてほしいと思います。それは当然の感情で自然なことですが、行き過ぎると破滅を招きます。「いいね!」のために借金をする人のように。

2. 集中力の低下

スマートフォンの通知やメッセージは、瞬時に私たちの注意を引き寄せます。
これによって、長時間の集中が難しくなり、作業や活動の充実感が低下します。何をしても楽しくなくなるし、何もしたくなくなるのです。

LINEが来た時、一番脳が喜ぶのはメッセージを読んでいる時ではなく通知が来たときです。
「重要な連絡かもしれない」「あの人からかもしれない」といった期待感が脳にドーパミンを出させます。どんな内容かはそんなに関係ないのです。

誰かとLINEをしながら本を読んだり映画を見たりするでしょう。私もそうですが、全く内容が入ってきません。昔のように没頭することが本当に難しくなりました。

3. 関係の偏重

スマートフォンの使用が過度になると、現実世界での人間関係が犠牲になることがあります。友人や家族との対面コミュニケーションが減少すると、孤立感や寂しさが生じる可能性があります。

食事中に各々がスマホを見ている家庭は正しいでしょうか。そういう食卓で夕食を取りたいでしょうか。テレビならまだ会話が生まれます。笑い声だってするでしょう。でもスマホは?

すごく手の込んだ料理でなくても、高級食材でなくても、愛する人と食べれば何でもおいしいものです。食事は何を食べるかではなく、誰と食べるかです。スマホと食べるごはんはおいしいですか?

4. 睡眠の影響

スマートフォンはブルーライトを発するため、寝る前の使用が睡眠の質を低下させることがあります。睡眠不足は幸福感を減少させる要因となります。

一応理屈を説明すると、ブルーライトとは青色の波長の光のことです。
古来、ブルーライトは空の青色や太陽光からのみ浴びるものでした。だから人間は空が青い時間に活動し、暗くなると眠ります。

ブルーライトには脳を覚醒させ、行動を促す機能があります。寝る前に暗い部屋でスマホを見ている時、脳が受ける指令は「日が昇ったぞ!活動しよう!」です。

バランスを取るためのアプローチ

スマホの影響を踏まえて、幸福感を維持するためのアプローチを考えてみましょう。

デジタルデトックス

定期的なデジタルデトックスをしましょう。スマホ、タブレット、パソコンなどの電源を切り、身の回りから遠ざける時間や一日を設けましょう。

視界に入らないだけで使用頻度は下がります。スマホはポケットに入れず、ポーチに入れた上でカバンにしまうと良いでしょう。私のオススメはタイマー付きコンテナの使用です。

ソーシャルメディアの制限

ソーシャルメディアの使用を制限し、他人との比較や承認欲求に囚われずに済むよう心がけましょう。自分自身を客観的に評価し、現実の人間関係を大切にしましょう。

何度か書きましたが、SNSは心の毒です。SNSでできた関係に真実はありません。嘘ばかりです。
どれほど良い人に見えても、どれほど自分をわかってくれるように思えても、全て気のせいです。

意識的な集中

スマートフォンの通知を制限し、作業や活動に集中する時間を確保しましょう。深い思考や充実感を味わうことで幸福感が向上します。自分と向き合う時間を持ちましょう。

睡眠環境の整備

寝る前のスマートフォン使用を避け、睡眠環境を整えることで質の高い睡眠を確保しましょう。十分な睡眠は幸福感を向上させる要因です。寝る1時間前にはすべてのデジタル機器をオフにしましょう。

まとめ

自分は依存していないと思っているのが依存症です。私もスマホ依存がひどく、遠ざけるのにかなりの意志力を必要とします。それでもやらなければ、いつまでも低い幸福感のまま鬱々と過ごすことになります。

たかがスマホ一つでここまでライフスタイルが変わるなら、遠ざけることでも変わるはずです。一緒にスマホとの良い付き合い方を模索していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

今後も心を軽くするための情報を発信していきますので、ブックマークとランキングクリックをお願いします。
ブログランキング・にほんブログ村へ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

貧困家庭で生まれ育ち無事メンヘラ化。自傷行為と自殺未遂を繰り返した結果生き残り、

「一度死んだのだからあとは好きに生きよう」

と決意。
現在は悩み相談アプリで皆の悩みを聞きながら、心が軽くなるための話をしています。

コメント

コメントする

目次