自己否定から抜け出す方法:ポジティブな質問と思考の力

こんにちは、手品店長です。

生きてりゃイヤなこともあります。失敗や後悔、恥もかくし、時には人に裏切られることもあるでしょう。辛いですが、それ自体は「その瞬間」をピークに心が癒えていきます。日にち薬とはよく言ったもので、イヤなことは大抵時間が解決します。

一方で自分の中から湧いてくるイヤなことには限界がありません。思考が絡めとられ、底なし沼のようにズブズブと沈んでいきます。もがけばもがくほど深くハマり、世界から色彩が消えていきます。

こんな時、人は決まって自分にこの問いかけをしています。

「自分はどうしてダメなんだろう?」

目次

質問の強くて怖いパワー

人に何か質問をすると、その人は答えようとしますね。
例えば、「今日の夕飯何が良い?」「なんでもいいよ」という無意味なキャッチボールの中にも、思考→回答という流れがあります。

質問は人の思考を固定し、縛ることができます。
質問をされた人の脳は答えを考えるよう、強制的に働きます。それ以外のことは考えられません。
そしてそれは答えが出るまで続きます。だって聞かれたことには答えなければいけないから。

これが質問の持つパワーです。

自己否定から抜け出す方法

この思考を固定する力は、もちろん自問自答にも働きます。つまり、「自分はどうしてダメなんだろう?」と質問をすると、自分がダメな理由を答えようと脳が働きます。

「自分はどうしてダメなんだろう?」

この質問の答えに正解や終わりはありません。存在しない答えを探し求めて、いつまでも自分がダメな理由を探し続けます。自己否定が終わらないのです。

自分の良いところはなかなか思いつかないものですが、ダメなところはいくらでも思いつきますね。そうして人は、自分を否定する答えを次々と出し続けます。時には幼少期の失敗まで持ち出して、自分がいかにダメ人間か証明しようとします。

ダメ人間ループから抜け出す練習

質問:どのような状態になればあなたはダメ人間ではなくなるのですか?

そもそもの話として、どうすれば自分はダメ人間ではなくなるのか考えてみましょう。
自分の中の嫌いな部分、ダメな部分を見つめて「自分はダメ…」と思っているわけですが、どう改善されたら良いのでしょうか。

  • 「やるべきことを後回しにしてスマホを見てしまう」
  • 「給料が安く生活に余裕がない」
  • 「やる気がなくて仕事も私生活もダラダラしてしまう」
  • 「容姿に自信がなく人と関係性を作れない、維持できない」

色々思いつきますが、これらの解決は簡単です。
頑張って自分から動けば大体の悩みは解決します。でも、それができないから自分をダメ人間だと思っているんですよね。だとすると、その思考自体に問題があります。

あなたは自分がダメ人間である理由を探すために、自ら進んでダメ人間になっています。
やらない理由、できない理由を探し、行動力や思考力を奪います。あなたは思考の奴隷です。

回答:自分をダメ人間だと思わなければ、自分はダメ人間ではなくなる

自分の短所を裏側から見る練習

質問:あなたの短所を5個上げてください。それを良い面から言い換えられますか?

私の場合で言うと…

  1. 気が短い
  2. 飽き性で続かない
  3. 思い付きで行動する
  4. 思考が極端(ゼロと100、好きと嫌い、白と黒…)
  5. 感情が顔に出やすい

これらを良い面から言い換えてみましょう。

  1. 気が短い→頭の回転が速く決断力がある
  2. 飽き性で続かない→好奇心旺盛でなんでもチャレンジする
  3. 思い付きで行動する→始める前に悩まない、行動が速い
  4. 思考が極端(ゼロと100、好きと嫌い、白と黒…)→曖昧な事をしない、言わないので信用できる
  5. 感情が顔に出やすい→感情表現が豊か、表情が豊か

ポイントは、言い換えるときは大げさに言い換えることです。少しくらい盛っても良いので、自分を褒めちぎるつもりで言い換えましょう。それはそのまま長所になります。

自分が短所だと思っていることも、他者から見ればそうでもないことが多いのです。
過剰に気にしているのは自分だけで、外から見るとむしろそれが魅力になっていることも少なくありません。

裏向きの絵画に価値がないように、物事はひっくり返して見ることが大切です。
この質問で5個の短所を見つけたあなたは、同時に5個の長所も見つけました。それだけでも少し自分を褒めてあげたくなりませんか?

回答:短所は反対から見れば長所になる

自分自身に良い質問をする練習

自分をダメ人間だと思わなくなった。自分の短所を長所に言い換える練習もした。
それでも現実は全く変わっていませんよね。あなたの給料は変わらないし、人間関係も変わりません。

ここが大きな落とし穴です。多くの人がこの現実に打ちのめされ、自分の殻へ戻ってしまいます。

質問:結局現実は変わりません。皆さんのこれまでの練習は無意味でしょうか?

自分自身に質問をすると、思考して回答を出します。この質問の仕方にコツがあります。
悪い質問ではなく、良い質問をしましょう。先ほどと同じように裏返します。

  • 「どうしてうまく行かないんだろう?」→「どうやったらうまく行くだろう?」
  • 「どうしてあの人はわかってくれないんだろう?」→「どうしたらわかってもらえるだろう?」
  • 「どうして私は給料が低いんだろう?」→「給料を上げるにはどうしたら良いだろう?」

なぜできないのか?を考えるのではなく、どうやったらできるかを質問しましょう。そうすれば、脳はできるようになる答えを探し続けます。

良い質問とは、自分にとってためになり行動力が上がる質問のことです。
自分を傷つけるような質問はやめて、自分を奮い立たせる質問をしましょう。そうすれば思考が良い方向に回り始めます。行動はそれからで良いんです。

回答:現実は変わらなくても、どうすれば良くなるか質問することはできる。無意味ではない。

終わりに

そうは言っても、常にポジティブに考えることはなかなか難しい。時には心が負けてしまうこともあるでしょう。そんな時は、そんな自分にすぐに気づいてください。それから質問を裏返します。

昨日までネガティブだった人が今日からポジティブにはなりません。でも、ポジティブであろうとすることはできます。心の訓練とはそういうものですから、すぐにできないからと言って「どうしてできないんだろう?」と考えないことです。

物事は表と裏から見ることを忘れずに。自分を傷つける質問はやめて、自分を大切にしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

貧困家庭で生まれ育ち無事メンヘラ化。自傷行為と自殺未遂を繰り返した結果生き残り、

「一度死んだのだからあとは好きに生きよう」

と決意。
現在は悩み相談アプリで皆の悩みを聞きながら、心が軽くなるための話をしています。

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