夜、一人で部屋にいると言いようのない不安に襲われる。
ふとした瞬間に心がざわつく。
「どうにかしなければ！」と気ばかりが焦る。
こんにちは、手品店長です
よくわからないけど不安になる、そわそわするような、落ち着かない感じ。不快ですよね。
不安は人間の感情の一部であり、誰もが経験するものです。
しかし、中には「よくわからない不安」としか言いようのない、言語化しにくい不安を感じることがあります。この記事では、よくわからない不安についての理解と対処法について考えてみましょう。
よくわからない不安とは何か
「よくわからない不安」とは、その名の通り、自分でも具体的な原因や理由が分からないまま不安を感じることです。
何か思い当たる節があるわけでもないし、人に話そうにも言語化しにくい。
すごく抽象的で、吐き出しづらいあの感じ。何となく胸のあたりがモヤモヤして気持ち悪い感じのことです。
日常生活の中で突然現れることがあり、心地よくない感情や焦燥感を引き起こします。
例えば、変わらない日常への焦りや自己肯定感のなさ、「このままで良いのか？」というような。
よくわからない不安の理由
「よくわからない不安」の理由は一概には言えません。どれか一つということもなく、いくつかの原因が複雑に絡み合って起こるのが普通です。
潜在的なストレス
日常生活の中で気づかないうちに蓄積されたストレスが、不安を引き起こすことがあります。
あまりにも日常的なため、かえって不安の原因が分かりにくくなることがあります。
例えば、家事とパートの両立などは「当然のこと」と思っていても潜在的にストレスになりえます。
過去のトラウマ
過去のトラウマや困難な経験が、無意識のうちによくわからない不安を引き起こすことがあります。忘れたと思っていても不意に蘇って嫌な気持ちになったりもします。
過去の失敗や後悔、親に否定された経験、他人に批判された経験などは、いつまでも心のトゲとして残ることがあります。
自己評価の低さ
自分自身に対する自己評価が低い場合、不安を感じやすくなる傾向があります。自分への自信の欠如が、よくわからない不安を引き起こす一因となることがあります。
自分には何もない、何もできない、価値がない。こういう気持ちは一度やり過ごしてもまた戻って来ます。しかもその間隔は短くなっていくのです。
環境の変化
環境の変化や未知の状況に対する不安も、よくわからない不安を引き起こす要因です。結婚、出産、入学や卒業もそうですが、転職や引っ越しなども原因になりえます。
また、大型連休で家族や親戚が家にいるような状況も大きなストレスの原因です。特に主婦・母・人妻はやることが多く他人のお世話に忙殺されるからです。
よくわからない不安への対処法
「よくわからない不安」に対処するためにはいくつかの方法が考えられます。できるだけ試してみて、自分に合った方法が見つかると良いですね。
感情を受け入れる
まず最初に、その不安を否定せずに受け入れることが大切です。感情は自然なものであり、受け入れることでその感情が緩和されることがあります。
どんなに悪いことや酷いことを考えても、「こんなことを考えてはダメ」と否定しないでください。「自分はそう思っているんだね」と受け入れてあげましょう。自分で自分を否定しないことです。
ノートに感情を書き出すのも有効です。ひたすら頭や心に浮かんだ感情を書き殴りましょう。
そうすることで頭の中が整理でき、少し落ち着くでしょう。
メンタルヘルスのケア
メンタルヘルスのケアは日常的な習慣として取り入れることが重要です。
オススメは掃除と運動です。掃除の運動効果は意外とバカにできませんし、軽いジョギングや散歩は気分転換になります。
また、手っ取り早いのは「やりたいことをやる」ことです。
やりたいと思って先延ばしにしてきたことに手を付けましょう。習い事、趣味、勉強、デートなど、自分の感情に素直になることがメンタルケアに役立ちます。
感情の分析
不安の背後にある感情や思考を分析してみることも良いでしょう。
自分が何に対して不安を感じているのか、どのような状況でそれが強まるのかを考えてみましょう。
例えば、夜寝る直前が一番不安になるとします。
このままで良いのだろうか？私は価値のない人間ではないのか？こういう気持ちで眠れなくなり、常に寝不足で生活しているとします。
原因は何でしょうか？おそらく、自分の気持ちを押し殺して他人のために生きているからです。家庭、仕事、地域とのかかわりなど、人にはいくつもの社会的な役割があります。
1日の内で自分のやりたいことをやった時間はあるでしょうか？
全部他人のお世話になってないでしょうか。自分の人生を生きていない、そういう気持ちが原因になるかもしれません。
プロの支援
よくわからない不安が日常生活に大きな影響を与える場合、心理療法やカウンセリングを検討してください。
食欲がない、眠れない、痩せてきたなど、心の中だけでなく身体にも症状がある場合は病院に行きましょう。ドラッグストアではダメです。OTCで対応できる範囲を超えています。
ストレス管理
ストレス管理技術を学ぶことも重要です。深呼吸や瞑想などのリラクゼーション法を取り入れることで、不安を軽減することができます。
キス、ハグなどの愛情表現や身体的な接触はストレスを軽減させることがわかっています。
子供やペットと過ごすのも良いでしょう。
また、ストレスの原因がわかっているならそれから離れることです。1日くらい出前で済ませても死にはしません。毎日夕食が出てくることは当然ではないのです。
知っておいてほしいこと
よくパートさんにする話です。
結婚、離婚、転職、家を買うなどの大きな決断が必要な話は、人に相談します。
そのテの先輩はいくらでもいるし、役に立つアドバイスも確実にもらえます。それに対して不安を感じることはあっても、それが生き死にの問題になることは基本的にありません。
でも、「よくわからない不安」は危険です。
原因もよくわからない、どうすれば良いかもよくわからない、誰かに相談しようにも”どう言語化すれば良いのか”よくわからない。
よくわからないのに心が重くなって、気分が沈んで、自分が世界から取り残されたように思えてきます。誰にも相談できず、一人で不安を煮詰めていく悪循環にハマってしまいます。
これは希死念慮、自殺願望を引き起こします。
軽く考えているかもしれませんが、些細だけど確実に心に蓄積していく不安には早め早めに対処しましょう。身体に症状が出てからでは遅いのです。そこまで行くと診断がついていないだけの病気です。
誰にも相談できない時はお問い合わせフォームから相談してください。Twitterでも良いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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