まさに今どん底にいる人へ、上がろうとせずそこで寝ましょう

こんにちは、手品店長です。
ドラッグストアを退職しました。もはや手品店長ですが、私はいつでも皆さんの店長ですよ。

目次

ここ最近の私の動き

自己肯定感の崩壊まで

さて、ドラッグストア店長というステータスを社会的なアイデンティティにしていた私は、それでなくなった瞬間に何者でもない陰キャニート32歳に変身しました。

人に自慢できるような特技や才能もなければ、特に容姿に優れるわけでもない。大多数のパンピー(死語)として生まれてきた私の自己肯定感が崩壊するのに時間はかかりませんでした。

会社を辞めてまでやりたかったことがあるわけではありません。ただどうしてもあの会社にいたくなかった。それだけなのです。

それでも、辞めたことを後悔する気持ちは微塵もありませんでした。退職は壊れかけた私を守る唯一の手段であり、この先会社が良くなることはないという確信があって下した決断でした。

少しずつ動き始める

そんな生活を続けながらとにかく休み、やりたいことだけをやりました。

寝たければ寝ましたし、食べたければ食べました。ヨーヨーもSPEEDのCDもお金の許す限り買い集めました。うちにはSPEEDのCDが50枚くらいあります。

そうしてだらけ切った生活を2か月ほど続け、ようやく働きたい気持ちになってきたので転職活動を始めました。

どうしてもドラッグストアで働きたくなかった私は、異業種に絞って転職活動をしました。たくさん落ちましたが、幸い私を欲しいと言ってくれる企業に入社が決まりました。

気分がどん底なときの対処法

これがここ数ヶ月の私の動きです。
ここから皆さんにお伝えできることがいくつかあります。

①無理やり気分を上げようとしない

やる気や意欲を失った人を目の前にしたとき、人は励まし、元気づけ、落ちた気分を引き上げようとします。

例えば部下やパートさんが仕事のことで悩んでいるとき。親身に話を聞き、相談に乗り、時にはアドバイスもするでしょう。

そうしてもう一度気持ちを奮い立たせることが上司の役割であり、マネジメントだと教わってきましたし、私もそうしてきました。

しかし、それが相手に与える印象はこうです。

「こんなに親身になって元気づけようとしてくれているのに、私は全く元気もやる気も出ない。私はなんて薄情でダメなやつなんだろう…」

悲しいほどの一方通行であり、両者の関係が良ければ良いほど溝が深まっていきます。
これの悪いところは、お互いの言っていることは最低限理解していることです。

一方通行の道路標識

やる気がなければ上げる、目標がなければ作る。考えずとも当たり前のことで、みんなそうして自分を奮い立たせながら生きています。

そんなことはわかっていますが、今のあなたにそれはできないのです。それをやる心の余裕も、体力もありません。やりたくてもできないのに、やれと言われる。ここが最大の問題です。

ここで必要な言葉は一つだけです。

手品店長

こっちは何とかしとくから、少し休め

これだけをかけてあげれば良いのです。

私が退職を上司に申し出たとき、この言葉があれば退職しなかったでしょう。
しかしそれは、私が今までやってきたことが間違いだったと認めることになります。自分に効果のないことを部下にやってきたのですから、それは大きなショックでした。

つまり、自分で自分に「少し休め」と声をかけましょう。可能であれば休みましょう。
今のあなたに這い上がる気力や体力はありません。沈んだその場所で寝てください。今必要なのはそれだけです。

②すべてはタイミングであることを知る

私は「今結婚しなかったら一生結婚しないだろう」と思って結婚しました。

そして、「今退職しなかったら一生この会社にいることになる」と思い退職しました。

転職活動を始めた時もそうです。そろそろ働きたいな…と思ったので始めました。

何をするにも、すべてはタイミングです。その瞬間は自分で見つけて自分で判断するしかありません。
今を逃せば次のタイミングはいつでしょうか?そんなことは誰にもわからないし、そもそも無い可能性だってあるのです。

結婚にせよ転職にせよ、人生のあらゆる活動において皆さんは「今より良くなるための決断」をしています。夕食や歯磨きだってそうです。今より良くなるための活動でしょう?

そしてそのタイミングは、今より良くなろうと思っていなければ見つかりません。意識していなければ見逃します。後になって気づくのです。「あの時ああしておけば…」と。

生活の不満は解決しなければずっと不満なままです。いつか爆発しますが、その時は誰にもわかりません。明日かもしれないことは覚えておきましょう。

③自分にコントロールできないことは気にしない

転職活動を始めてすぐはやる気も高く、毎日のように面接を受けました。
しかし結果は不採用に次ぐ不採用。6社連続で落ちたときは「私ってほんとバカ」と思いました。

小売業経験しかない、高卒のインチキ不良店長を必要としている会社なんてこの世に存在しないとさえ思いました。取らないならスカウトすんじゃねーよボケが!!と、心の中で何度も吐き捨てました。

しかし、面接の合否は私にはコントロールできません。完全に他者に委ねるしかない現象であり、そこに私の意思は関係ありません。これをコントロールできなかったから腹を立てるというのは、冷静に考えればおかしな話です。

転職に限らずとも同じことが言えます。
つい見落としがちになりますが、他者の行動はコントロールできません。

子供が悪態をつこうが、夫が家事を手伝わなかろうが、そんなことはあなたの問題ではありません。あなたは悪くないし、それを変えようとする必要もありません。

それを変えようとしてストレスを溜めるのは、宝くじが外れたと宝くじ売り場にクレームをつける行為に似ています。どうしようもないことを言っても、どうしようもないのです。(進次郎構文)

以上3点、ここ最近の私の心の動きから皆さんに伝えたいことです。
月並みですが、落ち込み切ったらあとは上がるしかないのです。だったらそこで寝てください。上がるタイミングがやってきます。

その時までは休めば良い。そういう気楽さを持てるよう少しずつ訓練していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

貧困家庭で生まれ育ち無事メンヘラ化。自傷行為と自殺未遂を繰り返した結果生き残り、

「一度死んだのだからあとは好きに生きよう」

と決意。
現在は悩み相談アプリで皆の悩みを聞きながら、心が軽くなるための話をしています。

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