元リストカッターが教えるリストカットのやめ方

こんにちは、手品店長です。

リストカット、やめたいですか。好きで好きで仕方ないという人には今まで会ったことないですが、向き合い方に悩んでいる方は是非読んでください。

目次

手品店長のリストカット遍歴

結論から申し上げるなら、リストカットのやめ方はたった一つだけです。誰でもできます。

です。
詳しく説明するために、私のリストカット遍歴をご覧ください。

初めてのリストカット

確か高校3年生のころだったと思いますが、当時お付き合いしていたみゆきちゃん(仮名)と些細なケンカをしたことが原因です。衝動的にカバンに入っていたカッター切りました。みゆきちゃん(仮名)とは別れることになります。

刃を直接当てて引くというのはリアリティがあって怖かったので、振りかぶって切りつけるようにしたところ、パックリと二本の線ができ、白い肉とヘモグロビンがコンニチハしたのでした。

血が止まらないので保健室に行き、目隠しの裏であまり美人でない保健の先生に手当をしてもらいました。

手品店長

残る?

残るねぇ

という会話をしながら、「どうやって隠そうか…」と思案するのでした。

高校生時代のリストカットはこれっきりで、当時の私は親バレしないか常にヒヤヒヤしていました。
私が自ら手首を切ったなんて知ったら、親は怒り狂うことでしょう。私にはそれが恐怖でしかなかったのです。

転がり落ちるようにリストカットを趣味にしてしまう

それから数年が経ち、酔った勢いでみゆきちゃん(仮名)に告白し失恋の後、二の腕に「M」とカッターで刻むのでした。

ここからリストカットに対するタガが外れ、見境なく切るようになりました。横だけではなく縦にも、手首だけでなく腕も。救急車も1度や2度ではありません。

ホームセンターでカッターと眉そりとデカい絆創膏を買った時の、「眉そりってどんな風に切れるんだろう?」というワクワク感と、「こいつ絶対アレやん…」とでも言いたげな店員さんの視線は今でも鮮明に思い出せます。

楽しいから切り、辛いから切り、暇だからと切り、酔った勢いで切り、クスリでトんだ状態で切り…

  • 起きたら部屋が血だらけ
  • 起きたら知らない傷が増えている
  • 起きても血が止まってない

そうしてついに親バレの日を迎えます。

母親はベロベロに酔って血だらけになった私を見るなり引っ叩き、リストカットという行為がどんなに恥ずかしい事か長々と演説をしたのち、呆れたように救急車を呼びました。

血の海の中で立てない私は、酔った頭ながらも「予想通りだったな…」と妙に冷静でした。
そして、生涯この「親」と呼ばれるホモサピエンスとわかり合うことは無いな、と確信を得たのです。

そもそもなぜ切るのか

「そもそもなぜリストカットをするのか」というところから考えてみましょう。

私にとってリストカットは罰でした。みゆきちゃん(仮名)を傷つけたことへの罰、良い彼氏でなかったことへの罰。

今思えば、お互いに腹を割って話し合えば良かったのです。そうすればもっと綺麗に別れたり、付き合い続けることもできたでしょう。しかし、そうするにはお互いに若すぎました。当時は解決策がわからなかったのです。

みゆきちゃん(仮名)の件が片付いてからも、激務や親のことで常に精神はギリギリ。起床して切り、ODして出勤し、トんだまま帰ってきて、飲んだくれながら咥えタバコで手首を切る生活をしていました。

なぜ私はこんな目に遭わなければならないのか、私は大学に行って勉強したかったし、やりたいこともあった。なぜ親のために青春を奪われるのか。弟は家出して逃げ切りましたが、私は親を養うために就職しました。

そうして、みゆきちゃん(仮名)への償いだったリストカットは、生まれてきたことへの罰に変貌を遂げます。
私は生まれてきたことを恥じ、私と関わる全てのホモサピエンスに、この世界そのものに謝罪するために切り続けました。

切る理由をなくせば切りたくなくなる

私は今でこそ自分を神と豪語し、800まで生きると宣言しています。オマケに、かつての私と同じ人を救う活動まで始めました。そのターニングポイントはオムライスでした。


こんなウマいオムライスがこの先も食えるなら、生きていることも悪くない。

そう思えたとき、私は自分を傷つける刃物を置きました。つまり、私は生まれてきたことを罪だと感じなくなったからやめられたのです。

誰に謝る必要もなく、生まれてきたことを喜べば良い。むしろ、一度死んだのだから好きに生きれば良い。
そういう思考になったとき、私はリストカットを必要としなくなりました。

まずは「なぜ切るのか?」を理解する

まずはなぜ切るのかを理解しましょう。私の場合は自分への罰でしたが、他にどんなことが考えられるでしょうか。

  • 生きている実感が得られる
  • 痛みが気持ちいい
  • 人の気を引ける、心配してもらえる
  • ファッション

パッと思いつくのはこんなところですが、まずはここを掘り下げましょう。
その上で、同じ気持ちを味わえる代替行動を探しましょう。

身体を動かすことや、自分で何かを発信することは、リストカットの置き換えとして有効かもしれません。
痛みが快感であるなら、正座とかどうでしょうか。30分正座してから立ち上がってジャンプするの。めっちゃ痛い。

以下注意点です。

いきなりゼロにしない

そうは言っても切りたくなるのが人情です。特に生の実感を得ていたタイプの人は、切らなければ自分の存在を確認できず、アイデンティティが崩壊します。

ですから、いきなりゼロにするのはやめましょう。

毎日切ってたのを3日に1回にするとか、1度に切っていいのは1回までとか、守れそうなルールを設定してください。
そうして、徐々に他の行動に置き換えていきましょう。

刃物を遠ざけることは意味がない

カッターやカミソリを処分したとて、切りたくなったらどうせ買いに行きます。台所に行けば包丁があるし、割れたグラスで切る人だっています。

刃物を遠ざけることは直接的な解決になりませんから、やはり内面からアプローチしていきましょう。

どうせ消えないから…とヤケを起こさない

私も半袖は着れませんし人に見せませんが、傷は年々薄くなっています。もう消えないから…とヤケにならず、やめることを諦めないでください。肺がんになってからタバコをやめることを思えばずっと意味のあることです。

最後に

私はリストカットをしている人を何人も見てきましたが、皆さん表面上はいたって普通の人に見えます。
傷を隠さない人もいますし、「またやっちゃった☆」みたいな人もいます。向き合い方は人それぞれです。

リストカットが善か悪か。そんなことは私にはわかりません。切ることで生きていられる人がいるからです。
ただ、これを読んでいるあなたに切ってほしいか?と聞かれれば、私は明確に「やめてほしい」とお答えします。

痛いし、血も出ます。後始末も大変ですし、傷は残ります。長袖は着れません。

人に見られるたびに、

手品店長

19歳のころアフガニスタンで傭兵やっててさぁ、現地ゲリラのナイフアタックを全部この右腕で防いで生き延びたんだよね

と言い訳する私の姿が想像できるでしょうか。私は今年33歳になりました。

自分のことなんてどうでも良いと思っていたら大間違いです。私はあなたの話を聞きたいし、あなたにリストカットをやめてほしいと思っています。

この記事があなたの役に立つことを切に願います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

元メンヘラでリストカッターとクスリブレンダー。現在は全てを克服し、かつての自分を救う活動を始める。
悩み相談アプリ「メンヘラせんぱい」でも活動中。毎日夜に開放してます。

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