貧乏な家に生まれても、あなたの人格や魅力は傷つかない

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こんにちは、手品店長です。

元(強調しておきたい)貧乏人です。母子家庭に生まれ中学生のころは生活保護のお世話になりました。国民の皆様、その節はどうもお世話になりました。文句は金ないのに産んだ親に言ってください。

私は子供のころ、友達の家に遊びに行くと必ずお母さんがいて、お菓子やジュースを出してくれるのを不思議に思っていました。うちに帰っても私のお母さんは家にいないし、友達がうちに来たこともないからです。

そしてどうやら、見たことはないけれど友達には「お父さん」という存在もいるらしいのです。今はまだ仕事してて、いつも夜に帰ってくるんだってマサヒデ君が言ってました。

マサヒデ君は「親がポケモンの開発者」とか、「ウチにはハイパーヨーヨーが1000個ある」とかいう嘘つきな子でしたが、お父さんの存在は彼の口から出た唯一の真実だと思います。

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どんな子供もそのうち気づく

私が、「自分は周囲と明確に違う」と気づいたのは小学5年生の頃でした。友達の家はみんな2階建てで、自分専用の部屋があって、いつお邪魔してもお家は片付いていて、なんかもう色々違うのです。

しかも友達同士の家が近いのです。ケンタロウ君とトモキ君は家が隣で、その3件隣にヒロノリ君。坂を下りて突き当りがショウゴ君で、もう少し進むとカズマ君。彼らはいつも一緒に登下校していました。なぜかみんな野球をやってました。

私はというと、小学校の裏山を伐採して切り拓いた、開拓民専用みたいな佇まいの小汚い市営団地に住んでいました。
当然団地にも小学生はいましたが、違う家庭のはずなのに団地のガキどもは顔がそっくりです。

なんていうんですか、親は中古の軽四を自慢げに乗り回して、子供の容姿は神様の悪ふざけ、空気がよどんでおり、町の悪いところを集めて煮詰めて瓶詰したような雰囲気…わかりますか?わからなくて良いですけど。

そうして気づくのです。

手品店長

ウチは貧乏だ

そうして、いつしか私の家は生活保護受給世帯になり、誰の目にも明らかな貧乏人として生きる日々が始まりました。
「団地の子と遊んじゃいけません!」というミームがありますが、私はまさしく遊んではいけない子でした。

貧乏は他者と比較することで始まる

私の少年時代は無い物だらけでした。友達は持っているのに自分は持ってない。自転車も持ってなかったし、自分の部屋もありませんでした。

とはいっても、最初から貧乏だったわけではありません。親の羽振りが良かった時期もあるのです。運命が変わったのは小学校4年生の時。引っ越しと同時に転校し、先述の団地に移ってからです。

結局私はこの団地で成人するまで過ごし、同級生が遊んでいる時間はアルバイトに明け暮れ、同級生が親のお金で大学に行っている間は親を養うために働く生活をしていました。

そこへきてみゆきちゃん(仮名)との失恋が私の心と体を深くエグり、愉快なメンヘライフを送ったのは別記事に書いた通りです。

  • 「私の人生はなぜこんなにも辛いのか」
  • 「私はなぜ親を食わせるために働いているのか」
  • 「私が生きていて楽しいことはあるのか」
  • 「親はなぜ男のところに逃げ悠々自適な生活をしているのか」
  • 「この未払い家賃50万円は誰の負債か」
  • 「このゴミ屋敷を片付けるのは誰か」
  • 「なぜ産んだ」

私の中にどす黒い感情が渦を巻き、親や世間への恨みへと変換されていきます。しかし聖人君子である私は、その恨みを自分に向けることで昇華しました。即ち、Have a break? Have a w●ist cut!というわけです。

貧困のおかげで得たもの

私が貧困家庭から得た物が大きく3つあります。

生活力

一つは家事や社会的な生活力です。また、貧乏だったおかげでムダなものは買いませんし、ギャンブルや宝くじは一切やりません。お酒も飲まず、タバコはやめました。

大人になって独り暮らしをしたり、結婚するときに大変役に立ちました。一人でアパートを借りて、電気や水道を契約して…というのは、一般常識として身に着けておいたほうが良いでしょう。何かあったときにも困りません。

幸せな舌

ストーブで焼いた生焼けのモチや、腐って酸っぱくなった味噌汁、小麦粉と砂糖を練って焼いた謎の物体を食べてきたおかげで、何を食べてもおいしいと感じることができます。

高いお店や高級食材でなくてもおいしいし、誰かと食べればもっとおいしい。そういう喜びを感じられるようになったのは、貧乏でロクなものを食べていなかったからかもしれません。

大人になってお金を持つようになっても、これは変わりません。私は30を過ぎるまでマツタケというものを食べたことがありませんでした。初めて食べたときは感動しました。

問題解決能力

私が母親の負債とゴミ屋敷の処理を背負ったときのことです。

この問題を解決する方法は2つありました。「タヒぬ」か、「(お金を)払う」です。
私は後者を選びました。毎月5万円を市役所に払い、100万ほどかけてゴミ屋敷を引き払いました。

何としてでもお金を作り、このボロ団地を出る。そのための努力は惜しみませんでした。節約に次ぐ節約。毎食18円のうどんで過ごしました。たまの贅沢は68円のレトルトカレーでした。

レンタルショップのアルバイトと深夜のコンビニバイトを掛け持ちし、1日のほとんどを労働に費やしました。
そうして、現在も住んでいる町に引っ越すことができたのです。

今、貧困に苦しむあなたへ

酷な話ですが、貧乏がイヤなら稼ぐしかありません。友達と遊んだり、他の楽しいことを犠牲にしてでも稼がなければ、貧困脱出は夢のまた夢です。

毎日スマホ見て惨めになったり、ダラダラ動画を観ているだけでは一生貧乏のままです。そういう時間を削って、より多くの給料もらえる会社に転職するとか、副業を始めるとか、そういうことに時間を使ってください。

現状を嘆くだけでは何も変わりません。どんなに泣いても、怒っても、あなたの親は貧乏で、あなたは貧乏人の子です。
この現実を受け入れるところからスタートしましょう。どうせ資産はゼロなので、失う心配は不要です。

お金が全てではない

たびたび書くことですが、お金は道具に過ぎません。道具に操られて気分が変わるなんてバカげています。

あなたが惨めになるのは、お金があれば得られたはずの経験や体験を得られなかったからです。
決して口座にお金がなかったから惨めになったのではありません。経験を得られなかったから惨めになったのです。

どこにでもある、誰もが知っている道具。それなのに、人の心は簡単に動きます。
あなたの気持ちはお金という数字に支配されています。まずは数字の大小に振り回されるのをやめましょう。

良いですか、お金は道具です。道具に気分を振り回されないでください。自分の機嫌は自分で取りましょう。

貧困を理由に戦うことから逃げない

ウチは貧乏だから…と、何かをすることから逃げないでください。何をしても良いし、何でもできるのです。

どんなに惨めな貧乏生活をしていても、必ず逆転の目はあります。必死になってそれを探してください。
貧困を理由に目をふさいで、現実から逃げるのをやめてください。貧困は親のせいなので、あなたは悪くありません。

だったら、あなたが自分で貧困から脱出する覚悟を決めるしかありません。親にはその覚悟がなかったので、あなたは貧乏人の子として今まで生きてきました。

今日限りでそれをやめましょう。人生と戦って、貧困と戦って、親の呪縛を断ち切る腹を括ってください。そうしなければ一生惨めなままです。

貧困=人生の終わりではない

貧困は確かに人生の選択肢を狭めます。お金のために、やりたいことを諦めなければならないこともあるでしょう。
友達と比べて貧乏な自分を見て、惨めになることもありました。「金無いなら産むな」は真理だと思います。

しかし、貧困=人生の終わりではありません。

お金はとりあえず働けば手に入ります。裕福になれるかどうかは別として、まずは一人で暮らしていける収入を得てください。どんなボロアパートでも、屋根と壁があれば生きていけます。

私は資産がマイナスの状態からスタートし、何とかひっくり返しました。借金も背負いましたし、自動車免許はローンで取りました。

現在は借金もなく、貯金や投資に回す収入があります。それもこれも、収入と生活力を獲得したからです。イカれた親元を離れて、生きていく能力を獲得したからです。

最後に

人と比べることをやめましょう。周りと比べて何があるとかないとか、そんなこととあなたの魅力は関係ありません。
貧困は苦しく辛いですが、あなたの人格とは無関係です。貧乏でも素晴らしい方はいるし、金持ちのクズもいます。

今がどんなに苦しくて惨めでも、現実と戦う覚悟をしてください。

あなたが頑張らなければ、あなたはずっと貧乏なままです。親が頼りにならないことは、これまでの人生で痛いほど理解したでしょう。

そして、できれば親元は離れてください。特に子供にお金の無心をするような親からは一刻も早く離れましょう。

あなたの人生は親のためにあるのではありません。自分の意思で、自分の道を選んでください。あなたにはその力があるし、あなたの魅力は全く無傷だからです。

この記事が一人でも多くの方の心を救うことを祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた社員

秘密結社リトルダンサー社長で強く生きる魔法管理人。
元メンヘラでリス〇カッター。現在は全てを克服し、かつての自分と同じ人を救う活動をしています。
各種SNS、お問い合わせフォーム、コメント欄より相談受付中。

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