毒親から解放され、人生を取り戻すためにやるべきこと

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こんにちは、手品店長です。
巷で流行のワード「親ガチャ」的に言うなら、私は親ガチャ外れた組です。

目次

私の生物的な親という存在について

母子家庭に生まれた私の母は、何の因果か自分もシングルマザーとして2人の子供をもうけました。
どちらも父親が違い、またどちらも認知や養育費の支払いをせず、苦しい生活が続きました。

私と弟は生まれながらにして邪魔者であり、少なくとも父親にとっては望まない子供であったことがわかります。

母はヘビースモーカーで、酒乱で、ヒステリーで、うつ病でした。

気に入らないことがあれば怒鳴るし殴るし、蹴ります。髪を掴んで引きずり回されたこともありますし、包丁を向けられたこともあります。「産んで損した」と何度言われたことでしょう。

そんな母も、私が中学生になり体格が良くなると手を上げなくなりました。もう力では勝てないからです。
結局のところ母にとって私たち兄弟はストレス発散の道具であり、サンドバックでした。

私は逆らわずに生きることを選択し、弟は一足先に家出し逃げ出すことに成功しました。それ以来音信不通です。
高校生のある日、母はボロ団地に私を置いて男の家に逃げました。そのまま再婚したと聞いています。

私には未払いの家賃50万と、母が拾ってきた2匹の猫、そしてゴミ屋敷が残されました。市役所に頭を下げて、月々5万円の支払いで許してもらいました。

私は大学を辞め、ゴミ屋敷を片付けながら働くことになりました。

親ガチャは存在するが、絶対ではない

親の年収と子供の教育水準には相関がある…らしい。

つまり、貧困家庭の子供はまともな教育を受けられないということです。私は幸い高校までは出られました(大学は中退)が、高校大学の学費は自分で払いました。

「良い高校、大学を出て良い会社に勤めることが幸せ」

という親の価値観が正しいかどうかはさておき、今も昔も若者に要求されるハードルであることは疑いがありません。そして、SNSよって生活レベルの差や教養、環境の差を嫌でも見せつけられる時代になりました。

親が金持ちなあの子は塾にも通わせてもらって、オシャレな服や最新スマホを数年おきに買い与えられます。車の免許代だって出してもらえるかもしれません。

一方私は…?

子供はここで気が付きます。「ウチは貧乏で、私は親ガチャに外れた」と。

しかし、ちょっと待ってください。親ガチャは外れたかもしれませんが、あなたの価値は何一つ傷つけられていません。
あなたの人生はあなたのものであり、親が貧乏だからあなたも貧乏になると決まったわけではありません。

私は親ガチャハズレ組ですが、生活するのに何不自由はありません。たまの旅行や外食も楽しめますし、貯金もできています。確かに教育は受けられませんでしたが、結婚して正社員として働くことができています。

自分の価値と親の収入を同一視しないでください。親の稼ぐお金とあなたは全く関係ありません。
あなたはこの世で二つとない唯一無二の存在であり、お金なんかとは比べ物にならないくらい素晴らしい存在です。

お金そのものは道具に過ぎません。紙幣や硬貨に価値があるわけではないのです。
一方で、あなたという存在は存在そのものに価値があります。ここを受け入れて、自分の価値を認めてあげましょう。

毒親から逃げるために今すぐやるべきこと3つ

ここからは、私が毒親から逃げるためにしたことを3つ紹介します。今すぐできることもあれば、時間のかかることもあります。少しずつで良いので始めていきましょう。

①生活力をつける

今から炊事洗濯掃除などの基本的な家事スキルは身に着けておきましょう。
同時に、銀行口座の開設や水光熱の契約、電車バスの乗り方など、1人で何でもできるようにしておいてください。

この段階では実家住まいでも問題ありませんが、極力荷物を減らしましょう。逃げるとき邪魔になります。大きなカバン一つで収まる程度が理想です。

ガキのころの写真やオモチャは全て捨ててください。どうせ何の役にも立たないし、良い思い出もないでしょうから不要です。自分がいた痕跡を全て消すつもりで捨ててください。

②自活できるだけのお金を貯める

そして、自分で家を借りて暮らしていけるだけのお金を貯めましょう。実家住まいで家賃や食費がかからない内にお金を貯めてください。アルバイトでも何でもして、自由になるためのお金を作ってください。

独り暮らしの人はかなりしんどいですが、ここが正念場です。ムダを省き、逃げられるだけのお金を作ってください。目安は100万円です。アパートの初期費用と引っ越しでこれくらいかかります。

③お金が貯まったら行方をくらます

お金がたまって部屋も決まったら、親には言わず引っ越しましょう。手紙も不要です。携帯は解約し、新しく作り直してください。連絡先を知られているといろいろ面倒です。

できる人は転職するか、会社に掛け合って遠方に飛ばしてもらってください。引っ越し費用や部屋探しの面で有利になります。私は転勤を機に親との連絡を一切絶ちました。

無事に逃げられたら…

おめでとうございます。あなたは毒親から逃げることができました。
これからはあなたが自分で何でも決めて良いし、あなたが好きに生きられる人生が始まります。

新しい人生を歩むうえで覚えておいてほしいことが2つあります。

①あなたは何も悪くないこと

毒親の元に生まれたのはあなたのせいではありません。あなたにはあなたの人生を選ぶ権利があります。ただし、毒親を言い訳に何もしないのは悪です。そこは勘違いしないようにしてください。

でも、ここまで読んで逃げ出せたあなたなら大丈夫です。これからは自分の力で人生を切り開いて、自分らしく健やかな生活を送ってください。

②人間の価値は”かけられたお金”ではないこと

金持ちの子は全員完璧超人か?と考えると、必ずしもそうでないことがわかります。
人間の価値は注ぎ込まれた金額ではなくて、もっと根本的なものです。人格や心で価値は測られるべきです。

十分な教育を受けなかったからといって、あなたの価値は下がりません。それはそれ、これはこれです。
勉強は大人になってからでもできますし、むしろそのほうが楽しいのです。

まとめ

  • まずは一人で生きていける生活力をつける
  • バッグ1つで逃げられるよう荷物を減らしておく
  • 部屋を借りるためのお金を貯めながら、部屋探しをする
  • お金が貯まったら誰にも言わず引っ越す

毒親の元に生まれた人生を何度呪ったことでしょう。こんな家に生まれたくなかった。もっとお金持ちの、優しい両親のいる家庭に生まれたかった。私の親は間違いなく毒親で、子供を持っても良い人間ではありませんでした。

しかし、そんなことを言ってもどうにもなりません。生まれてしまったものはしょうがないので、健やかに生きられるように自分を守っただけのことです。

この記事が全ての毒親に苦しむ人に届きますように。一人でも多くの方が逃げ出せることを祈っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた社員

秘密結社リトルダンサー社長で強く生きる魔法管理人。
元メンヘラでリス〇カッター。現在は全てを克服し、かつての自分と同じ人を救う活動をしています。
各種SNS、お問い合わせフォーム、コメント欄より相談受付中。

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