あなたの悩みはどこから?私は親から!(挨拶)
こんにちは、手品店長です。
子供が最も影響を受ける相手といえば、親でしょう。生まれてからずっと一緒に暮らして、その言葉や経験を受け継いでいるからです。
どんな子供も、親の言葉に傷つけられた経験があるでしょう。今回は傷や溝が深く大きい人向けの記事です。
一般的な「親子関係が良好」な方向けではありませんのでご注意ください。
貧困家庭に生まれた子供が貧困家庭を作るように、虐待の連鎖が続くように、親子の影響力というのは、離れて暮らしていても人格を縛り付けて離しません。今日はそういう話です。
親という存在の難しさ
親というのは難しい存在で、いなければ困るくせにいたら鬱陶しい。そういう存在が親です。
誰しも親の庇護がなければタヒぬ時代を経て、親がいなくても生きていけるようになります。
さて、親に感謝することと良好な親子関係は両立するでしょうか。良好であるから感謝できる?感謝するから良好になる?
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答えは否です。
私は実母を捨ててずいぶん経ちますが、何度か感謝したことはあります。母の日に花を贈ったこともあるし、誕生日プレゼントを渡したこともあります。
しかし絶縁しています。二度と顔も見たくないし、老後の面倒は絶対に見ません。
まずは、こういう親子関係が成立しうることを理解してください。親に感謝しているからと言って好きである必要はないのです。嫌っても良いし、捨てても良い。
親に感謝している事と、親と一緒にいたいかは別問題です。自分の人生、親とどういう関係を築くか決める権利は、他でもないあなたにあります。
親の言葉の嘘を暴く
- 「あなたのためを思って言ってる」
- 「直してほしいから殴っている」
- 「お前は〇〇と比べて…」
- 「叩いた手のほうが痛い」
- 「お前のことなら何でもわかる」
まぁこんなところでしょうか。親がよく言うセリフです。
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「あなたのためを思って…」という嘘
まず第一に、親の言う「あなたのためを思って~」は100%嘘です。断言します。絶対に自分のためであり、子供に言うことを聞かせるために出る言葉です。
この言葉が出るとき、親にとって子供はラジコンでしかありません。自分の言うことを聞いていれば良い子。背けば悪い子で、そんなことでは立派な大人になれないと続きます。
「子供のことなら何でもわかる」という嘘
絶対に嘘です。親子関係が理由で親が子供のことを100%把握しているなら、子供だって親のことを100%把握する関係が成り立ちます。
その親ですら、子供のころは「親は私のことを何にもわかってない…」と思っていたはずなのです。
例えば私の親は、私が親を殺したいほど憎んでいることを知りませんでした。本当は大学に通い続けたかったことも知らないし、この家に生まれたことを恥じていることも知りません。
「お前は〇〇と比べて…」という嘘
兄弟でも友人でも良いのですが、他人と比べて不出来であることを責められた経験のある方は多いでしょう。
勉強であれスポーツであれ、人には向き不向きがあるものです。私は勉強はそれなりにできましたが、スポーツはからっきしでした。球技なんて思い出すだけでサブイボが出ます。
自分の子供が取り立てて才能もなく、目立たないことを責める親は多いものです。
一度立ち止まって考えてほしいのですが、あなたから見て、親は特殊な才能や技術を持った優れた人間でしょうか。
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たぶん違うと思います。悲しいほど平凡で、見るところもないつまらない存在です。
その親から生まれてきたのだから、あなたが平凡なのは当たり前です。むしろ責められるべきは親であり、子供を責める権利はありません。
トンビはタカを生みません。カエルの子はカエルである以上、平凡な親から平凡な子が生まれるのは道理です。
つまり親も「お前は〇〇と比べて…」と言われて育ったので、その八つ当たりをしているだけです。
親に言われたことを自分の苦しみにする人
親に言われたことは残るものです。産んで損したとか、ウチにはカネがないとか、お前はクズだとか、何度言われたかわかりません。
しかし、それを思い悩んだりしません。親の言葉は私に何の影響も与えないからです。
私は親を捨てて得したし、ウチにはカネはあります。そして私はクズではありません。むしろ天才です。
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自分はバカで出来が悪いと思っている人は、親の言葉に縛られているだけの場合があります。
自分が何に悩んでいるのか?何がそんなに辛いのか掘り下げてみると、実は親に言われた言葉を繰り返しているだけだったりします。
例えば、自分は物覚えが悪くグズだと思っている人。
子供のころにそうやって怒られたり、大勢の前で恥をかいたりした経験があるかもしれません。無意識にそれを反芻して、自分で自分を縛り付けているだけかもしれません。
- お前は物覚えが悪い、頭が悪い
- お前は勉強ができない、スポーツもできない
- お前に才能はない
- そんなことお前には無理だ etc…
親の言葉は現実とは無関係です。流行の言葉で言うなら、「それってあなたの感想ですよね?」ということ。
親の言葉は幻です。受け入れなければ、通り過ぎるだけです。そんなに深刻に捉えなくても大丈夫です。
親は他人で、いつかタヒぬ
親は他人です。おそらくあなたより先に死にます。
親の影響から脱するのを、親がタヒぬまで待ちますか?いえ、親がタヒんだら、本当に影響はなくなるでしょうか?
もうわかりますね。否です。
あなたが親から影響を受けると決め続ける限り、逃げられません。そこに親の存在は無関係なのです。
だから、親がタヒぬまで待つのは無意味です。自分が成長するしかありません。
親がいなくても生きていける生活力を身に着けるのはもちろんですが、親の影響を受けない心の成長が必要です。つまりは親離れしましょうということです。
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そして、親から影響を受け続けるかどうか、自分で自分の心を縛るかどうかは、今すぐに決められます。
今決めてください。
①親の言うことに傷つき、顔色をうかがいながら過ごし、時に殺したいほど憎むのか
②自分の心と向き合って、軸を持ち、親の影響力や庇護から離れる決断を下すのか
ここまで読んできたあなたなら、どちらが正しいかわかりますね。
最後に
親を好きになれないからと言って、罪悪感を感じる必要はありません。この世には子供を愛せない親がいるように、親を愛せない子供もいるだけです。
負い目に感じたり、ひた隠しにする必要もありません。あなたの好きなように、親との関係を作っていけばいいのです。
ただ、あまり悪い思考を持たないでほしいとは思います。冷静な目で、親という人間を見つめましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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